ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ヒヴァ)

クフナ・アルク

古い宮殿という意味のクフナ・アルクです

ヒヴァイチャン・カラ西門近くにあるクフナ・アルク(キョフナ・アルク)です。
17世紀に建てられた、ハーンの居城です。
クフナ・アルクとは『古い宮殿』という意味で、新しくタシュハウリ宮殿が完成した後に区別する意味でこう呼ばれるようになりました。

クフナ・アルクは要塞で囲まれており、この中にハーンたちによって建てられた執務のための公邸、くつろぎの間、夏と冬のモスク、ハーレム、兵器庫、火薬工場、さらに造幣所まであったそうです。
入ってすぐの場所には、罪人に行われた刑罰を再現した絵や、拷問に使われた道具が展示されています。
試しに、実際に足かせとして付けられていた重りを持ち上げてみましたが、まったく持ち上がりませんでした。

クリヌッシュ・ハーンのアイヴァンです

少し奥に進むと、クリヌッシュ・ハーンのアイヴァンがあります。
最初は17世紀に建てられましたが、イランの軍隊に破壊され、現在のものは19世紀の初めに建てられたものです。
二本の高い柱のあるテラスで、壁面は青いタイルで覆われ、天井は、黒などキレイな幾何学模様で装飾された玉座の間になっています。
奥の部屋へと通じる扉が三つあって、身分に応じて使う扉が決められていたそうです。

歌手らしき人がプロモーションビデオの撮影をしていました

ちょうど舞台のようになっているためか、歌手らしき人がプロモーションビデオの撮影をしていました。

夏のモスクはアラクリ・ハーンの命令で建てられました

夏のモスクは七宝タイルの細かい模様で飾られています

アラクリ・ハーンの命令で1838年に建てられた夏のモスクはの七宝タイルの細かい模様で飾られ、6本の柱で支えられています。

夏のモスクの造幣所が再現されています

夏のモスクのすぐ近くの小部屋が元造幣所でした。 この造幣所では、贅沢にもシルクのお札が造られたときもあったそうで、現在は人形によって当時の様子が再現されています。

今回は行かなかったのですが、今あるハーレムは19世紀に建て直されたもので、宮殿の北側にあるそうです。

アク・シェイフ・ババの高台からの眺めです

ヒヴァで最も古いアク・シェイフ・ババの高台と呼ばれる建物は、ハーン国の時期には時計台として使われていました。
土の茶色一色の地味な建物で、札幌雪まつりなどで造られる『雪の城』を大きくしたような形です。
ここからは、イチャン・カラはもちろん、ヒヴァの町並みが良く見渡せます。
絵ハガキやガイドブックなどで使われることも多い、素晴らしい絶景ポイントなので超必見です!
登るのは別料金(この時は1000スム)ですが、ココはケチらず行くのがオススメです。

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