ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ヒヴァ)

アラクリ・ハーン・マドラサ

イチャン・カラの東の端にあるアラクリ・ハーン・マドラサです

アラクリ・ハーン・マドラサはヒヴァイチャン・カラの東の端にあります。
アラクリ・ハーンが、1830年から1840年にかけて建設しました。
ヒヴァでは2番目に大きいマドラサです。
内部はユネスコ運営の『織工技術訓練センター』になっていて、ウズベキスタンの伝統デザインを復興するための人材を育成しているようです。

キャラバン・サライ(隊商宿)と併設されています

ティム(屋内市場は織物専用のバザールとして作られました

アラクリ・ハーン・マドラサはキャラバン・サライ(隊商宿)、ティム(屋内市場)と併設されています。
キャラバン・サライは、かつてキャラバンの人々やラクダが身体を休めた場所で、高い天井の屋根付きの広場です。
今はデパートになっており、衣類や雑貨の類が売られています。
ティムはサライ・バザールとも呼ばれ、織物の取引専用のバザールとして作られたそうです。

アラクリ・ハーン・マドラサの近くにはイチャン・カラの東門であるパルヴァン・ダルヴァザ門があります(写真は撮ってなかったです)。
近くに奴隷市場があったので『奴隷の門』、あるいはハーンがタシュ・ハウリ宮殿から来て刑罰を宣告したので『王の門』とも呼ばれました。
門には奴隷を繋いでいた跡も残っていて、なんとなく寒気がする感じです。
奴隷として一番価値があったのは職人と若い美人だそうで、怪しげな新興宗教が欲しがる人材と一緒ですね。

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