ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ヒヴァ)

ジュマモスクとミナレット

イチャン・カラのほぼ中心に位置するジュマモスクです

ヒヴァイチャン・カラのほぼ中心に位置するジュマモスクです。
ジュマとは『金曜日』のことで、イスラム教では金曜日が休日に当たるため、多くの人が礼拝に集まります。

10世紀に建てられたモスクですが、何回もの修復工事を繰り返し、18世紀末頃に現在の形になったそうです。
広さは55×46メートル、高さは5メートルで、3.15メートルの間隔で212本の柱が立っていて、明かり窓付きの天井とシンプルな漆喰の壁に囲まれています。
この間隔と本数は、説法者から全員の顔が見えるように、計算されて決められたそうです。

ジュマモスクの柱には一本一本異なる彫刻が施されています

柱には一本一本異なる精密な彫刻が施されています。
モスク内にある最古の柱は古代ホレズム王国の都から運ばれたもので2本あり、他にも4本が10~11世紀、25本が12~17世紀の古いものだそうです。
各々の時代ごとに素材や装飾などに特徴があります。
ヒヴァ周辺には大木が採れる場所が無いので、苦労して遠くから運んできたようです。

ジュマモスクには丸屋根で小窓付きの建物があります

モスクの奥の方には、丸屋根で小窓付きの建物があり、 コレは礼拝の時に信者に砂糖湯を配るための場所だそうです。

薄暗い部屋に柱が林立しているという、なんともシュールで神秘的な場所です。
夏は涼しく、冬に暖かいそうです。

ロシア皇帝アレクサンダー二世から贈られた馬車です

ロシア皇帝アレクサンダー二世から贈られたという馬車が入り口に置いてありました。

ジュマモスクのミナレットです

北側の正面入り口は高さ33メートルのミナレットに面しています。
ミナレットの中には81段の階段があり、上まで登ることもできますが、イスラム・フッジャ・マドラサのミナレットの方が高いので、どうせ登るならそっちの方が良いのでは?と思います。

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