観光(シャフリサーブス)
ドルッティロヴァット建築群
シャフリサーブスにはドルッティロヴァット建築群と呼ばれる、ティムールゆかりの建築物が3つあります。
コク・グンバス・モスク、グンバズィ・サイーダン廟、シャムスッディン・クラル廟です。
ドルッティロヴァットとは『瞑想の家』と言う意味です。
コク・グンバス・モスクは1436年にウルグ・ベクによって建てられました。
この内部は今まで見てきたウズベキスタンの建築物とは異なり、タイル張りではなくてヨーロッパのフレスコ画のような模様&色彩です。
残念ながら修復だそうです。
コク・グンバス・モスクの向かい側、右に位置する廟は、ウルグ・ベクによって建てられたグンバズィ・サイーダン廟です。
ウルグ・ベクが子孫のために建てた物で、墓石が4つ並んでいます。
一番小さい墓石にはくぼみがあるのですが、これは病気の人々が治癒を願って触って行ったためだそうです。
このくぼみに溜まった水を飲むと万病に効くと言われているそうです。
そして左側にある廟は、1374年にティムールによって建てられたシャムスッディン・クラル廟です。
ティムールの父と、その指導者シャムスッディン・クラルが葬られているそうです。
シャムスッディン・クラルの墓石は大理石でできている非常に立派なものでした。
ここの壁もフレスコ画っぽい装飾です。
ドルッティロヴァット建築群は観光客の数も少なく、お墓が多いこともあって、ちょっと寂しげな雰囲気でした。
シャフリサーブスの建物は全体的にどれももの悲しい感じがします。