ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(シャフリサーブス)

ドルッサオダット建築群

大いなる力の座という意味のドルッサオダット建築群です

シャフリサーブスにあるドルッサオダット建築群の一つに、ジャハンギール廟があります。
ドルッサオダットとは『大いなる力の座』という意味です。

ティムールがが立てたジャハンギール廟です

ティムールが戦死した長男ジャハンギールのために建てた廟ですが、今では廃墟のようにボロボロになってしまっています。
ジャハンギールは戦争中に落馬して、22歳の若さで死んでしまったそうです。
廟内の棺はジャハンギールのものだと言われていますが、実際に開けて調べたわけではないので、真実はわからないようです。

ドルッサオダット建築群の建物はほとんど壊れてしまい、土台だけが残っている状態です。
例えばティムールの次男が眠るウマル・シェイヒ廟もあったそうです。

ティムールの石棺に遺体は入っていません

ティムール廟と呼ばれる地下の墓室です

また、ティムールが自分のために用意したティムール廟と呼ばれる地下の墓室が残っています。
砂遊びをしていた少女によって偶然発見されたそうです。
ティムールは自分が死んだらこの場所に葬って貰うつもりだったようですが、大雪のため遺体をここまで運ぶことができずに、サマルカンドグリ・アミール廟に納められました。
結局、棺だけがこの地に残されています。

『兵どもが夢の跡』のような、荒涼としたドルッサオダット建築群でした。
ジャハンギール廟の隣のハズラティ・イマーム・モスクは今でも人々が祈る姿が見られました。
死者に祈りをささげているような、厳かな雰囲気でした。

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