観光(タシケント)
クカルダシュ・マドラサ
首都タシケントの旧市街の中心地に建っているクカルダシュ・マドラサ(クケルダシュ・メドレセ)です。
16世紀にタシケントを支配していたシャイバニ朝の大臣クカルダシュによって建てられた神学校です。
すぐ隣にはチョルスー・バザールがあり、人でにぎわっていました。
かつては罪人や不貞を犯した女性らが、このマドラサのミナレットから投げ落とされたといいます。
そして、ソ連の時代は倉庫などとして使われていましたが、ソ連から独立した後は修復されて、再び神学校として135人の学生が勉強中だそうです(2012年現在)。
キレイに整備された中庭の奥には、校長先生と思しき人の特大パネルポスターが掲げられていました。
一階の小部屋のいくつかはお土産屋になっていて、小さくて暗い部屋に所狭しと土産物が置かれていました。
小部屋の出入口はちょっと頭を下げないと入れない程度の低さなのですが、これは自然に神に向かって頭を下げさせるためだそうです。
ウズベキスタンに来て一番最初に訪れたマドラサなので、非常に強く印象に残っています。
いかにもイスラム様式といった感じの美しい建物に、この先の旅行を期待して胸を躍らせたものです。
マドラサ裏手の丘の上には15世紀に建てられたというジャミー・モスクがあり、金曜日には大きな礼拝が行われています。
銀色のうろこ状の屋根が美しいモスクです。