観光(タシケント)
バラク・ハーン・マドラサ
ウズベキスタンの首都タシケントの郊外にあるバラク・ハーン・マドラサ(バラク・ハーン・メドレセ)です。
1531年にシャイバニ朝のバラク・ハーンによって建てられた、めずらしい一階建ての神学校です。
このマドラサには、ソ連時代に中央アジアのイスラムの本庁が置かれていて、イスラム教全般を管轄していました。
ソ連からの独立後は、中央アジアの国々はそれぞれにイスラムの本庁を持っています。
中庭にはバラ園があり、また部屋の内部もちょっと覗くことができました。
部屋の中に存分に太陽の光が入って来る、明るくて清潔な感じがするマドラサでした。
あと、庭には謎の手型が押された石がありました。
バラク・ハーン・マドラサの向かいにはハシュト・イマーム・モスクというモスクがあります。
モスクの中には図書館があり、世界最古のコーランといわれる7世紀のオスマン・クラーンを始めとして、各国語に翻訳されたコーランがあります。
オスマン・クラーンは羊皮紙で作られていて、大きさは広げると幅1メートルくらいの巨大なものでした。
なおオスマン・クラーンはビビハニム・モスクの巨大書見台に置かれていたそうです。
ちなみにオスマン・クラーンの写真撮影は有料でした。
私はひどい腹痛でそんな気分でもなかったので、写真は撮りませんでした。