ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(シャフリサーブス)

ドルッティロヴァット建築群

ドルッティロヴァット建築群と呼ばれるティムールゆかりの建築物が3つあります

シャフリサーブスにはドルッティロヴァット建築群と呼ばれる、ティムールゆかりの建築物が3つあります。
コク・グンバス・モスク、グンバズィ・サイーダン廟、シャムスッディン・クラル廟です。
ドルッティロヴァットとは『瞑想の家』と言う意味です。

コク・グンバス・モスクはウルグ・ベクによって建てられました

コク・グンバス・モスク内部はフレスコ画のような模様と色彩です

コク・グンバス・モスクは1436年にウルグ・ベクによって建てられました。
この内部は今まで見てきたウズベキスタンの建築物とは異なり、タイル張りではなくてヨーロッパのフレスコ画のような模様&色彩です。
残念ながら修復だそうです。

ウルグ・ベクによって建てられたグンバズィ・サイーダン廟です

グンバズィ・サイーダン廟には墓石が4つ並んでいます

コク・グンバス・モスクの向かい側、右に位置する廟は、ウルグ・ベクによって建てられたグンバズィ・サイーダン廟です。
ウルグ・ベクが子孫のために建てた物で、墓石が4つ並んでいます。
一番小さい墓石にはくぼみがあるのですが、これは病気の人々が治癒を願って触って行ったためだそうです。
このくぼみに溜まった水を飲むと万病に効くと言われているそうです。

ティムールによって建てられたシャムスッディン・クラル廟です

シャムスッディン・クラルの墓石は大理石でできています

そして左側にある廟は、1374年にティムールによって建てられたシャムスッディン・クラル廟です。
ティムールの父と、その指導者シャムスッディン・クラルが葬られているそうです。
シャムスッディン・クラルの墓石は大理石でできている非常に立派なものでした。
ここの壁もフレスコ画っぽい装飾です。

ドルッティロヴァット建築群は観光客の数も少なく、お墓が多いこともあって、ちょっと寂しげな雰囲気でした。
シャフリサーブスの建物は全体的にどれももの悲しい感じがします。

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