観光(シャフリサーブス)
アク・サライ宮殿跡
ウズベキスタンのシャフリサーブス観光で、まず目にすることになるであろうアク・サライ宮殿跡です。
ティムールが夏の離宮として建てさせた物です。
『アク・サライ』とは『白い宮殿』と言う意味ですが、実際は青と金色のタイルで装飾されていて、白かったわけでは無いです。
白という色に高貴なイメージがあったため、『アク・サライ』と呼んでいたそうです。
380年に着工され、ティムールの死後の1405年まで建設は続けられました。
ティムールは色々な場所から職人を呼び寄せ、このアク・サライ宮殿を作らせたそうです。
近くの山からわざわざ水を運んで、屋上にプールまで作ったそうです。
16世紀後半にブハラのアブドゥール・ハーンによって破壊されてしまったので、現在残っているのはアーチ型の門の一部のみになっています。
アク・サライ宮殿の建物に関しては、跡形も残ってません。
壊される前は50メートル以上あったといわれるこの門は、今は38メートルの高さで、上からシャフリサーブスの町を見下ろすことができます。
アーチの片方の柱には
スルタン(皇帝=ティムール)はアラーの影である
と書かれており、もう一方の柱には
スルタン(皇帝)は影である
と書かれています。
後者は間違って書かれたのですが、そのせいで建築家はアーチから突き落とされて殺されてしまったそうです。
アク・サライ宮殿の跡地は現在は大きな公園になっていて、そこにはティムール像が立っています。
このティムール像はティムール生誕660年という、なんか中途半端な年を記念して作られたそうで、この像が立つ前には第二次世界大戦で亡くなった無名戦士の碑があったそうです。