ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

ウズベキスタンの雑貨

ウズベキスタンのスザニ

ウズベキスタンのスザニは美しい花や植物をモチーフにしています

スザニ(スザンニ、Suzani)とは中央アジアの遊牧民に伝わる刺繍を施した布のことで、18世紀頃より現在のウズベキスタンが発祥の地とされています。
スザニはタジク語で『針で縫うもの』という意味です。

壁一面に広がる大きなスザニもあります

美しい花や植物をモチーフにしたスザニは、主に壁掛けやベッドカバー、座布団などに使われてきました。
ウズベキスタンでは、どこに行ってもスザニが売っています。
壁一面に広がる大きな物から、ハンカチ程度の大きさの物まで様々です。
その模様パターンも似ているようでもどこか違っていて、見ているだけでも飽きが来ません。

スザニには手縫いとミシン縫いがありますが、手縫いの方が高価です。
また、新しい物よりも古い物の方が高価です。
ウズベキスタンでは国の大事な文化の流出を防ぐため、50年以上古い物は国外輸出が禁止されているそうです。
下地はコットン100%のものが多いですが、シルクを50%混ぜたアドラスと呼ばれる下地も多く使われています。

スザニは各地方に独特な刺繍模様があり、代表的なものにはヨゥ−ルマドゥーズと呼ばれるチェーンステッチや、ザーミンドゥーズと呼ばれるブハラコーチングステッチなどがあります。

スザニ作りは、家族の安全や繁栄を祈って、母から娘に代々伝統として受け継がれていきます。
わざと未完成な部分を残し、その部分を自分の娘に縫わせることによって、技術を引き継いだりするそうです。
他にも未完成にしておくことで、仕事がずっと続くようにと願をかける意味もあるようです。

美しいスザニを使って、ウズベキスタンではクッション、バッグ、果てはミュールまで、色々な工芸品が作られています。
興味のある方は ↓↓↓ からどうぞ!

ウズベキスタンのスザニ スザニのバッグ スザニのクッションカバー

inserted by FC2 system