ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ブハラ)

ミル・アラブ・マドラサ|ブハラ

カラーン・モスク真正面にあるミル・アラブ・マドラサです

夜のミル・アラブ・マドラサです

ウズベキスタンはブハラにあるミル・アラブ・マドラサ(ミル・アラブ・メドレセ)です。
カラーン・モスクの真正面に位置していて、1536年にウバイドゥラ・ハーンによって建てられたマドラサです。
青と白のモザイクタイルからなる植物文様と文字文様を組み合わせた、典型的な末期ティムール様式の装飾のマドラサです。

ミル・アラブ・マドラサは神学校として使われています

内部は他のマドラサと同様に、中庭を取り囲むような二階建ての建物になっています。
神学校として現役で使われていて、一階は講義を行う教屋や図書館・食堂などの小部屋、二階は学生たちの寄宿舎になっています。
ソ連時代には、ブハラにあったほとんどの宗教関係の施設は閉鎖されましたが、ミル・アラブ・マドラサだけは開校することを認められたそうです。

「今は授業中だから静かにして下さい。」との事で、静かに音を立てないように見学をした事を覚えています。
ギャアギャア騒ぎ立てるような雰囲気でもなかったですが…。
中庭に卓球台が置かれていたのが、ちょっとミスマッチな感じがしました。
ウズベキスタンの学生たちも休み時間などに卓球するんでしょうか?

隣には19世紀に建設された、アミール・アリム・ハーン・マドラサがあり、ここは児童図書館として使われているそうです。

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