ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ブハラ)

タキ・バザール|ブハラ

丸屋根という意味のブハラのタキ・バザールです

ウズベキスタンのブハラにあるタキは、道路の交差点をドーム型の屋根で覆ったバザールです。
タキとは『丸屋根』の意味です。

以前は五つのタキがあったそうですが、現在では三つだけ残っています。
宝石商市場のタキ・ザルガラン、帽子市場のタキ・テルパクフルシャン、両替屋のタキ・サラファンです。
専門店が集まっていたようで、珍しくて高価な宝石や、レアな材質・模様の帽子など、他では手に入りにくい物も揃っていたようです。

道路の交差点をドーム型の屋根で覆ったバザールです

他の都市で見たバザールとはちょっと異なり、アーケードのある商店街といった感じです。
バザールの入り口は、大きい荷物を背負ったラクダが通れるように、とても高く作られています。
丸屋根の天井も高くて、明かり取りと空気入れ替えのために小窓がたくさん付けられていました。

タキ・ザルガランを出たところには、廃車になった自動車の部品を使って、鳥の形のハサミなどを作る刃物屋さんがありました。
その場で刃物を作っている様子を見ることもできます。
タキ・テルパクフルシャンの周辺にはキャラバンサライや公衆浴場のハマム(ハンマム)もありました。

太陽の光が肌を刺すようなブハラでは、タキに入るとヒンヤリとして生き返る気分でした。
ブラブラと土産物を見ているだけでも飽きないので、暑さにバテたら休憩を兼ねて行ってみて下さい。

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