観光(ブハラ)
カラーン・モスク|ブハラ
カラーン・ミナレットとつながっているカラーン・モスク(カリャン・モスク)は、1514年のシャイバニ朝時代に建造された、ブハラで最大のモスクです。
カラーン・ミナレットの項でも書いた通り、カラーンとはタジク語で『大きい』という意味で、カラーン・モスクの大きさはサマルカンドのビビハニム・モスクに匹敵します。
具体的には1ヘクタールの広さで(東京ドームは約4.4ヘクタール)、約1万人の信者が同時に礼拝できるそうです。
金曜日とラマダンの時期には、多くの信者が集まって礼拝をしていました。
そして1220年のチンギス・ハーンのブハラ侵攻の際には、市民はこのカラーン・モスクに閉じこもって祈っていたそうです。
回廊の天井は208本の柱で支えられ、288個の丸屋根で覆われています。
丸屋根は上から見ると、まるでたこ焼きが並んでいるように見えました。
とにかく広くて静かなカラーン・モスクでした。
カラーン・ミナレットに登ってヘトヘトになって降りてきた観光客の、絶好の休憩場所になっています。
キレイな中庭を見ながら休んでいれば、いつの間にか疲れも忘れることでしょう。