ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ブハラ)

ラビハウズ|ブハラ

ブハラのオアシス・ラビハウズです

ウズベキスタンのブハラのオアシス、ラビハウズです。
ハウズとは石垣でキレイに四角く取り囲んだ『池』のことです。
ブハラは200近くのハウズがあった水の都でしたが、改革の後にソ連時代にほとんどが埋められてしまって、現存するハウズは6つだけだそうです。
なお、水の都というワリには水がキレイでなく不衛生で、よく疫病が流行っていたそうです。

このラビハウズは1620年に作られた46×36メートルの大きさの池で、『力ずくのハウズ』と呼ばれていました。
なんで『力ずくのハウズ』などと呼ばれていたかと言うと、以下のような話があるそうです。

アブドゥールアジス・ハーンの大臣のナディール・ディヴァンベギが、今場所に大きな池を作りたいと思って、地主のユダヤ人女性に土地を売ってくれるように頼んだそうです。
しかし女性が断ったため、ナディール・ディヴァンベギは彼女の家の下に運河を通させたそうです。
すると運河の水が家を流し始めてしまったので、彼女は家を泣く泣く手放さざるを得なかったそうです。

ヤクザが可愛く見えるほど悪質な地上げ屋です…。

ラビハウズの周囲には飲食店が多いです

今ではラビハウズの周囲にはチャイハナやレストランが立ち並んで、町の人の社交場になっています。
ブハラを歩き回るのに疲れたら、樹齢数百年の木々の下でお茶でもいかがでしょう?

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