ウズベキスタン観光情報 ~ウズベキスタン旅行記とエリアガイド~

ユーラシア大陸の中心『ウズベキスタン』の旅行記&エリアガイドです。
かつてシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンには、
古都サマルカンド、聖なるブハラ、博物館都市ヒヴァなど、今も多くのイスラム建築遺跡が存在します。
当サイトでは、日本ではまだあまり知られていないウズベキスタンを様々な角度から紹介します。

観光(ブハラ)

ナディール・ディヴァンベギ・マドラサ|ブハラ

ブハラのナディール・ディヴァンベギ・マドラサです

ウズベキスタンのブハラにあるナディール・ディヴァンベギ・マドラサ(ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ)です。
1622年にブハラ・ハーン国の大臣ナディール・ディヴァンベギによって建てられたマドラサで、ラビハウズの前にあります。

二羽の鳳凰が白いシカを掴んで顔のある太陽に向かって飛んでいます

このナディール・ディヴァンベギ・マドラサの入り口には、二羽の鳳凰が白いシカ(豚に見えますが)を掴んで、顔のある太陽に向かって飛んでいる絵が描かれています。
これはサマルカンドシェルドル・マドラサと同様、偶像崇拝を否定するイスラム教義に反しています。
なぜ、このように動物の絵を描くことができたかと言うと、以下のような話があるそうです。

ナディール・ディヴァンベギは「これはキャラバンサライだから動物を描いても良いのだ。」と言って、このマドラサを建て始めました。
しかし、完成してから「実はこれはマドラサでした!」と宣言したそうです。

なんか詐欺っぽい話ですが、そこまでして鳳凰を描きたかったのでしょうか?

やはりこのマドラサもお土産屋になっていて、中庭を取り囲むようにグルッとお店が並んでいます。
また、夏場にはここで民族舞踊&ファッションショーが行われていますが、それはまた別項で紹介します。

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